
夜空を背景に浮かび上がるブルーの光に照らされたタワーやビル……。ウィンター・シーズンを彩るイルミネーションのことではありません。「日本対がん協会」の呼びかけに応じて、この3月に国内の各地で行われた「ブルーリボンライトアップ」のことです。3月は大腸がんの啓発月間です。
ブルーリボンライトアップ
すでに都内では都庁第一本庁舎やレインボーブリッジ、長野県松本市の相澤病院、京都市役所本庁舎、福岡市の博多ポートタワー、熊本市の熊本大学病院の時計塔やプロムナードがこの3月に青色に輝きました。これから行われる「ブルーリボンライトアップ」は下記のとおりです。
3月25日(土)18時から21時 北海道 さっぽろテレビ塔
https://www.tv-tower.co.jp/lightup.html
3月27日(月)から31日(金)18時から22時 神奈川 県庁本庁舎
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/rb2/cnt/f380088/index.html
Dress In Blue Day
この大腸がん啓発月間は国際的な啓発月間と定められ、世界各地で様々な取り組みが行われているそうです。そのひとつが毎年3月の第1金曜日の「Dress In Blue Day」。
大腸がん啓発カラーである(ダーク)ブルーの衣服や装飾品を身につけ、大腸がん検診の受診を呼びかけたり、大腸がん患者や経験者を応援するための寄付活動が積極的に世界各地で行われています。
https://www.ccalliance.org/about/awareness-month/dress-in-blue-day
ステイホームで青い光を
夜に外出してライトアップを楽しむことが難しい方やブルーの衣服や装飾品が見当たらない方もいらっしゃるかもしれません。ステイホームで青い光を灯すことが出来ます。キャンドルであれば省エネでありながら部屋の雰囲気も変わり、アロマキャンドルなら香りも楽しめそうです。
私事ですが2016年、母の直腸がんの外科手術中に肛門温存を諦め、永久ストーマを造設する決断を私がしました。オストメイトとなった母と補助化学療法を乗り越え、ストーマケアに取り組んで8年が経過しました。心原性脳梗塞発症後も日常生活に戻ることができ、自宅でこの3月に79歳を迎えました。
青い光を灯しながら大腸がん患者の方々、そして大腸がんサバイバーの方々、そしてそれを支えてきた方々のことを、この3月に考えてみたいと思います。
